エイリアン・ユニバース
今年の9月15日、エイリアンシリーズ最新作『エイリアン:コヴェナント』が公開されるということで楽しみで落ち着かない僕です。
記事のタイトルにもしましたが、ついにこのシリーズにも「ユニバース」という名前が付くほどの大きいシリーズになってくれました。2012年に公開された『プロメテウス』から入った僕ですが、やはりシリーズのファンとしては感慨深いです_____
『コヴェナント』公開記念として、ユニバースに対する僕の私見をつらつらまとめていこうと思います。もしも同じファンである「同志」の方が読んでくださっていましたら幸いです(笑)
僕はエイリアン・ユニバースは、プロメテウスラインとエイリアンラインに分けられる、と思っています。
本ユニバースは1979年に公開された『エイリアン』から始まりました。貨物運搬船のノストロモ号が遠い星系からはるばる地球へと帰還していたところ、小惑星Lv-426から謎の救難信号を探知し、それを調査しに向かう。そこには巨大で異形の異星の船と思わしき遺棄船が静かにたたずんでおり、中にはやはり謎の異星人の遺骸(通称:スペースジョッキー)があったわけですが……
作中ではほかに見つけた「あるもの」により大惨事が引き起こされ、スペースジョッキーについてはスルーされてしまいます。それ以降に作られた『エイリアン2』『エイリアン3』『エイリアン4』『エイリアンVSプレデター』『エイリアンVSプレデター2』作品群でも謎の異星人の出自やエイリアンの起源といった根本的な設定は描かれませんでした。
それに対して「そういえばスペースジョッキーってなんだったわけよ?」という疑問を持ったのがシリーズの創造主であるリドリー・スコット監督。以前から自身の仮説として、スペースジョッキーに関して興味深い発言をしていました。それが動機となっていよいよ本格的な計画として動き出し、『プロメテウス』の製作に至ったというわけです。
よって、
エイリアンライン→高等種族エンジニアが創り出したエイリアンによる大惨事を描き、全体としてみると小さなプロット。
該当作品:『エイリアン』『エイリアン2』『エイリアン3』『エイリアン4』『エイリアン5(仮)』(『5』とはニール・ブロムガンプが進めているプロジェクトで、新しい『エイリアン3』にあたるストーリー)
プロメテウスライン→高等種族エンジニアの謎を求めて、人間そしてエイリアンの起源に迫る壮大なプロット。
該当作品:『プロメテウス』『エイリアン:コヴェナント』『プロメテウス3(仮)』『プロメテウス4(仮)』(←『3』『4』に関しては監督発言より。3は既に脚本を書き終えているそうな)
になります。
『エイリアン:コヴェナント』はプロメテウスラインとエイリアンラインがついにクロスオーバーし、更に新しいストーリーが続く……という重要なポジションなことが推測されます。背景にあるのはプロメテウスラインのストーリー、実際にスクリーンで起こるのはエイリアンラインの恐怖……
地味にプロモーションが進む日本版予告ではついに、エイリアンの起源が明かされるとのことで大変楽しみです!
『エイリアン:コヴェナント』は9月15日、日本公開。