僕が好きだったスターツアーズ
こんにちは、今日は思い出話ともつかぬスターツアーズについての思いをつらつら語っていこうと思います。2013年に「スターツアーズ ザ・アドベンジャー・コンティニューズ」としてリニューアルしたディズニーランドの本アトラクション。
現在は映像がフルでCGアニメになりながらもそれを感じさせず、途中何回か複数のコースに分岐するので様々なストーリーも楽しめ、以前からパワーアップしたわけですが。
僕は以前のスターツアーズも大好きで、できればそのまま残すか新スターツアーズに組み込んで欲しかったと思うのです。なぜそう思うのか、僕が思う何点かの魅力をあげていきますね。
ストーリーが良い
エピソード6の後、スターツアーズのツアーに参加したゲスト達はパイロットの度重なるミスによって基地の中でクラッシュしかけたり彗星の中に突っ込んだり、ついに帝国残党と新共和国軍の戦闘宙域に……といったあらすじ。その帝国残党が実は第3デススターを建造していた、なんて今思うとすごい設定なんですよね。
ディズニーがルーカスフィルムを買収して製作する続三部作ことエピソード7~9は、「公式の」エピソード6の続編なので、その事情もあってかこの旧スターツアーズは終わってしまいました(´・ω・`)
アトラクションとして楽しい
当たり前と言えばそうなんですが、僕はやっぱりあの興奮が忘れられません。リアルなメカ感溢れる発着場からの出発、入り組んだ氷の迷宮を突き進むスリル、帝国軍の砲撃をかいくぐりながらデススターの表面を駆け抜ける高揚。BGMも『帝国の逆襲』などから引用していましたが、どれも曲がむむしろ本編以上にマッチしており、あの危険な冒険のツアーを形作っていたと思います。何より、とにかく映像が「本物」なんですよね。オリジナルトリロジーに則って作られたあの映像は、何度でも乗りたいと思わせてくれるモノを持っていました。この感覚、かつて「初めてスターウォーズを観た子供達が感じた衝撃」そのものなのでは?
また、アトラクションのメインのライドだけに留まらず、ライドに至るまでもそうです。所々に立っているドロイド、ライトで照らされるSF感溢れる通路、様々なパネルやツアーの電光掲示板など……
ワクワクを感じさせてくれるソレは確かに、そこに実在していました。この凝った作りこみに対する興奮は、インディジョーンズ、ストームライダー、カリブの海賊といった日常から離れた冒険もののアトラクションに対する興奮に通じるものがあります。あこがれた夢の世界が、目の前に。その時だけ自分がそこにいるんですよね。
(個人的にスターツアーズのあの通路の質感はエピソード3『シスの復讐』のこのあたりのシーンが近いなぁと思っています)
スターウォーズの魅力が詰まっている
何よりこれに尽きると思います。スターウォーズといえば根底にある家族の物語、ルーク・スカイウォーカーやダース・ベイダーなどを筆頭とするキャラクター達の冒険なのですが、それらが全く登場しないのに関わらず、スターツアーズの虜にする何かが確かに、そこにあるのです。そう、そしてあのチャイム音も忘れられません。
発進前の説明ビデオのあのリアルさも気分を盛り上げてくれます。そしてスタースピーダー3000がターボリフトに乗ってガッタンガッタン振動を感じながら昇り、コースに着くあの瞬間。以降は脱線・彗星・帝国ですね。僕は初めて乗った時はSWにはさっぱりでしたが、第3デススターでレッドリーダーに着いて行く高速のトレンチランはファンには鳥肌ものだったのではないかと思います。ゲイレン・アーソが仕掛けた罠=排熱口はそのまま受け継がれていたのですね(笑)
最も、今や第3デススターは非正史ですが……
アトラクションが終わると、「ソフトランディング(=軟着陸)」というアイスクリーム屋が待ち受けていたり、「ギャラクティックピザポート」に繋がっている構造もニクい!
そんなわけで、楽しさ重視のアトラクションゆえ、「家族・友情・愛」といった根底的なテーマは含まれないものの、スターツアーズはスターウォーズの世界観をその魅力と共にギュッと凝縮したアトラクションなのです。勿論、現在の「ジ・アドベンチャーズ・コンティニュー」も好きです。今年はエピソード8『最後のジェダイ』に合わせて一面真っ白であり、ウォーカー戦が繰り広げられる惑星クレイトがコースに追加されるそうですね。
ということで、以上本記事は僕の思い出の記録でした。これを読んだ方々が「あーわかる」「そんな感じだったっけ」とでも思っていただけるだけで僕は幸いです。スターツアーズに乗り、ハイパースペースにジャンプしたくなってきました……