インフィニティ・ガントレットにまつわるアレコレ

f:id:the-Writer:20181014214438j:plainMCUにインフィニティ・ガントレットが初登場したのは2014年にマーベル・スタジオが行った「フェイズ3」のプレゼンテーションにて披露されたPVが初だと思います。これまでのキャラクター達のセリフをバックに、6色のストーンがはまった金色にギラつくガントレットをカメラが嘗め回すように映し、サノスがそのガントレットをはめた左手を握る……というものでした。ちなみに当のフェイズ3は『キャプテン・アメリカ/サーペント・ソサエティ(原題)』(後の『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』)で始まり、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー パート2(原題)』(後の『アベンジャーズ4(仮)』)で完結する予定とされていました。

アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』では、いよいよアベンジャーズもインフィニティ・ストーンの存在とそれを欲している強大な何者かがいる事を知ります。その黒幕であるサノスは『アベンジャーズ』オマケシーンと『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』に姿を見せ、AoUオマケシーンにてついにガントレットをその腕にはめ、本格的に動きだすことを予感させました。その後、ガントレットの能力の披露は『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』のとおりです。

\ドヤァ…/f:id:the-Writer:20181014214134p:plainIWではついにその本領を遺憾なく発揮することで全てのストーンをそろえ、悲願の目的を達成したサノスはストーン・壊れたガントレットと共に遠いどこかの星に隠居生活を送ることとなりました。が、それでも『アベンジャーズ4(仮)』に彼は帰ってくるのだそうで……まだ日本公開日は決定していませんが(IWは公開前年の7月には決定しました)、折角なのでこれまでの知識を整理するためにインフィニティ・ガントレットの与太話をしてみようかなーと。

 

まずインフィニティ・ガントレットの前にそれのエンジンともいえるインフィニティ・ストーンですね。宇宙誕生の前には6つの特異点があったと言います(虚無しかなかったとも)。そこに突然ビッグバンが起こり、現在の宇宙が誕生しました。詳細は不明ですが、全宇宙の不変の法則そのものともいえる力を持つ存在である、4人のコズミック・エンティティー:デス,エントロピー,インフィニティー,エターニティがいます。6つの特異点は4人のコズミック・エンティティーによって6つの強大なエネルギーの結晶体へと姿を変え、現宇宙の存在の各面を司るインフィニティ・ストーンが誕生しました。彼らとストーンを描いたレリーフがGotG冒頭の惑星モラグの寺院に存在しており、後でコレクターがガーディアンズに見せる数々のアーカイブでそれが確認できます。f:id:the-Writer:20181111094700p:plainストーンはスペース,マインド,リアリティ,パワー,タイム,そしてソウルです。現宇宙は物質世界と精神世界の二つに分けられる、という見方がMCUにはありますが、存在の全て、つまり物質界の全てに対して無限大の力を発揮できるのがこのインフィニティ・ストーンです。各ストーンの専門分野はその名のとおりですが、ストーンには大体共通して持つ特徴があるようで、・流動的で純粋なエネルギーを際限なく発揮すること・直接触れるのは避け、何かしら間に挟むのが望ましいこと・物質の分子密度を変えることができること……といったあたりです。

 

一つ手にするだけでも無限の力を発揮できるストーンを求めて、様々な種族が試行を重ねてきました。しかしそれをようやく手に入れたとしても使いこなすのは非常に困難です。数少ない成功例であるセレスティリアルズ,ダークエルフ,タイタン人などから学べる通り、使用者の強靭さと適切な技術をもってして初めてその手中に安全に収めることができます。その力を十二分に発揮できるのは知識も要しますが……。地球人もストーンの力を十二分に発揮するところまでも到達しました。異次元からエネルギーを引き出し、様々な超常現象を引き起こす魔術師の祖、アガモットは手に入れたタイム・ストーンをアガモットの目と名付けたからくり細工の中に収め、非常に高度な難易度の手順を踏める者のみにストーンを扱えるようにカリオストロの書に「公式化」しました。f:id:the-Writer:20181007164233p:plainこれは個人的な意見になるのですが、僕は魔術師が魔法を使用する際に出す魔法陣はアガモットが開発したものだと思っており、ストーンの発見に前後して行われたものだと思っています。ストーンを制御する際、度重なる実験の末にストーンにアガモットの魔法陣の「癖」が残り、以降はタイム・ストーンを使用する時には魔法陣が出るようになった……と。ストーンは使用者と相互的な影響を及ぼす有機的な面もあるのあかな、と考えたりしました。

そしてアスガルド人によって地球にもう一つのストーン、スペース・ストーンが持ち込まれました。しかしその扱いにはなかなか苦労し、それに触れた地球人の一人は遠く離れた惑星の転送され、そこに眠るストーンの中でもひときわ特殊な性質のソウルストーンの番人にされました。やっとスペース・ストーンの力を発揮してポータルを開いたときには、ストーンを扱う装置は別途巨大な動力源が必要であり、しかももう一つ余分にストーンがない限り停止は不可能という実質欠陥品ともいえるものでした。

 

ガントレットの歴史

地球人がストーンを扱ってきた歴史を念頭に置くと、インフィニティ・ガントレットという道具がいかに並外れて優秀かがよくわかります。これが実際に創られはじめたのは具体的にいつごろかは不明ながら、サノスが製作を脅迫してきた時なのは間違いないですね。ガントレットが完成したのはソコヴィア事件と同時期の2015年でした(IW,A4の監督を務めたルッソ兄弟によれば、AoUのあの本編とは一見関連性のないオマケシーンの場所はニダヴェリアらしいので)。f:id:the-Writer:20181102182128p:plainインフィニティ・ガントレットは存在そのものが伝説とされている惑星ニダヴェリアの工房を営むドワーフたちによって創り出されました。ガントレットにはストーンをはめる口が6つ手の甲にあり、それぞれはまるストーンの場所も設定されているものかと思われます。口にはまったストーンの力は使用者の思念によって自由自在に使えるようになり、その力はこぶしを握ると発動する仕掛けです。f:id:the-Writer:20181111100815p:plain

また、こちらの情報によれば「MCUビジュアルディクショナリー」にガントレットはサノスの特注ということで彼の左手にピッタリはまるような大きさであり、更にソーの武器であるムジョルニアと同じくウル製である……という設定が記載されていたそうです。
マイティ・ソー』にてオーディンの宝物庫にインフィニティ・ガントレットが既に完成された状態で展示されており、『マイティ・ソー/バトルロイヤル』では訪れたヘラによって偽物と断定されるといった流れがありました。一見するとファンサービスのつもりで隠した小ネタがまじめに設定が付け加えられた印象を受けますが、これを補強するようなファンの考察があります。

 

 

 

ガントレットを求めていたのはサノスだけではなかった

「宇宙をビビらせる」ような代物を作り出すニダベリアの鍛冶屋たちは、オーディンの依頼でヘラやソーの武器となるムジョルニアを作りました(恐らくアスガルドの王専用の武器であるグングニルもそうでしょう)。また、前々からアスガルド王のために用意されていたであろう専用武器ストームブレイカーの製作も請け負いました。中心人物であるエイトリによれば、インフィニティ・ガントレットも彼らが作ったとのことです。しかし6つあるインフィニティ・ストーンの力を使いこなせるようにする道具の構想を持ち、その製作依頼をしたのは、サノスだけではなかったのではないか?というものです。

f:id:the-Writer:20181101221210p:plainヘラによればソーが生まれる前のオーディン収めるアスガルドは9つの世界を武力によって一つまた一つと制圧し、その勢力下に収めていたとのことです。そんなアスガルド帝国を率いていたオーディンは、実はインフィニティ・ガントレットの完成を狙っていたのではないでしょうか?オーディンがある日ニダヴェリアを訪れた際、馴染みの工房に見慣れない模型を目にします。それについてエイトリに尋ねたオーディンは、ここでインフィニティ・ストーンについて具体的な野望を持ったものかと思われます。彼は処刑人のヘラと共にインフィニティ・ストーンを集める探求に乗り出すことにします。リアリティ・ストーンであるエーテルは父ボーから聞き出し、スペース・ストーンもヘラと共に行った侵略の最中9つの世界のどこかで手に入れます。全てを手に入れるのは時間の問題かと思われましたが、座礁に乗り上げました。f:id:the-Writer:20181102204600j:plainソウル・ストーンです。ストーンを手に入れる条件を知った彼はようやく、自身が敷いてきた暴力による支配の代償、あるいはその血塗られた実態を実感したのではないでしょうか。ここに来てオーディンはストーン集めを断念し、自身にとって代わるように頭角を現してきたヘラの残虐性を目の当たりにしたこともあり、自身の支配を緩めることを決意します。ストーン同士を離しておくためにエーテルはそのままに、スペース・ストーンは地球に隠しました(と、いうことはタイム・ストーンの場所はまだ知らなかったのでしょうか?)。そして、自身の暴力性の戒めとして完成した状態のガントレットのレプリカの一つをエイトリにもらい、自身の宝物庫に展示するようになった……というものです。

インフィニティ・ストーンの存在については王に忠実に使えるシフ及びウォリアーズ・スリーには伝えます。まだソーやロキといった息子たちには伝えていませんでしたが、二人とも相当の実力があり王になる可能性のある人物です。下手にストーンについて知れば何を引き起こすかわかりません。実際、『マイティ・ソー』時のソーは王の使命を理解せず戦いに喜びを見出す男であり、第2のヘラとなりかねない状態でした。『マイティ・ソー』以降一時的にサノスの配下となってその野望を一部でも吹き込まれたロキは、かつてのオーディンと同じく地球に侵略戦争をしかけました。インフィニティ・ストーンの情報の扱いについては慎重にならざるを得ないのは無理もない話であり、時が来たら伝えるつもりだったのかもしれませんね。

 

ソーの夢

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次はソーの予言です。AoUにてNY決戦の際にサノスから武器として渡されたロキの杖は、実はマインド・ストーンであることが判明しました。インフィニティ・ストーンの力によって特殊能力を身に着けた強化人間の一人、ワンダはアベンジャーズの面々にそれぞれが恐れるものを見せることで苦しめます。特にスタークがみたものは非常に不吉で予知夢なのかそれともただの恐怖の視覚化なのかは判然としませんでしたが、ソーも重要なものをみました。アスガルドの滅亡「ラグナロク」、それに大きく自分の力が関わるという未来です。その正体を突き止めるべく、彼はセルヴィグ博士とともに「洞察の泉」に向かいました。泉の精ノルンが彼によりハッキリ見せたものは、ラグナロクだけでなく、4つのインフィニティ・ストーンとそれをまとめる何かでした。

f:id:the-Writer:20181101221804p:plainそれを目にした後の彼はアベンジャーズタワーに即刻帰還し、ヴィジョンの誕生に手を貸します。「夢をみた。生命の希望すべてを飲み込む渦の中心に、これが」と指さす先はマインド・ストーンでした。渦とはサノス襲来時のポータル、中心とはまさにマインド・ストーンのガントレットでの位置です。ソーは知らず知らずのうちに未来を見ていたのでしょうか?このセリフを拾った演出をしたIW製作陣には舌を巻いてしまいます……

f:id:the-Writer:20181101221817p:plainまたソーがみたインフィニティ・ガントレットの幻影なのですが、よく見ると右手の方に見えませんか?単にサノスの存在を示唆しているのなら左手のはずです。実はこれこそ(「単に製作上のミスでは?」という声は一旦置いておくとして)先ほどの「オーディンガントレット完成を狙っていた」説の裏付けにならないでしょうか。サノスのガントレットは彼のサイズに合わせた左手用のものです。宝物庫に展示されていたのが右手用だったことを考えると、オーディンは自身のガントレットとして右手用のものを構想していたのかもしれません。マインド・ストーンの力がソーを通して過去に父が抱いた野望、そして迫りくる脅威の姿を示唆したものをソーに見せた……と僕は解釈しています。

 

 

 X-MENの参戦

 2019年末までにはディズニーによる21世紀フォックスの買収が終了する見込みです。これはついに、MCUへのX-MENの参戦を意味します。アベンジャーズ,X-MEN,スパイダーマン……本来なら原作コミックと同じく、同じマーベルが生み出したキャラクター達は映画でも初期のころから当たり前のように顔を合わせ、同じスクリーンで会話を交わしているはずでしたが、諸事情あって複数の会社が実写化する権利を分割して所有しているせいでそれはかないませんでした(おかげで新規でファンになった方に事情を説明するのが大変ですよね)。しかし、マーベル・コミックスの実写化映画群は徐々に本来あるべき姿に戻りつつあります。

なおこのディズニーのフォックス買収という報道は一部のMCUファンの頭を悩ませることとなりました。それは「MCUには過去から大勢の超人がいたにもかかわらず、ミュータントも実はあの世界に存在していたという設定は無理がないか?」ということです。

ここで個人的に面白いなと思った説を、僕なりの考察を交えてお伝えしたいと思います。Redditにこの説を掲載した彼はX-MENはリブートされる(ただしデッドプールとXフォースは除く)、と予想しているそうです。

アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』ではサノスが6つのインフィニティ・ストーンをそろえたことにより、全宇宙の生命の半分が消滅してしまいました。よって『アベンジャーズ4(仮)』は必然的に、消滅してしまった半分を生き残ったキャラクター達が現実世界に連れ戻す……という流れになります。ところでMCU・ミュータントと来れば注目必須なキャラクターが一人います。『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』オマケシーンにて初登場した強化人間のワンダ・マキシモフです。原理としてはマインド・ストーンによって、双子のマキシモフ兄妹はそれぞれ固有の能力を手に入れたということになっています。f:id:the-Writer:20181102211103j:plainX-MENシリーズを知っているファンなら一目瞭然なのですが、ワンダ・マキシモフとピエトロ・マキシモフ……明らかにX-MENに属するスカーレット・ウィッチとクイック・シルバーなんですよね。権利的な事情で本来は登場させることができないのですが、筋金入りのコミックファンであり、AoUの監督・脚本を務めたジョス・ウェドンはインフィニティ・ストーンを使用したという設定にすることで、ギリギリのライン(というかアウト?)でマーベル・スタジオでは使用不可能なキャラクターを登場させたわけです。ということでAoU等では「X-MEN」「ミュータント」「スカーレット・ウィッチ」といった固有名詞は一切使えませんでした。しかし情勢は変わりつつあります。f:id:the-Writer:20181111095801p:plainこれからはマキシモフ兄妹はMCUでミュータントという事になり、実際にそう呼ばれます。マインド・ストーンには生物の精神に働きかけたり新しく精神を生み出したりと固有の能力のほかに、無尽蔵の強力なエネルギーを放射したり、物質の分子間の距離を操作するといったことができます。しかし、いくらマインド・ストーンといえどマキシモフ兄妹に及ぼした影響というのは無理があるのではないか?という疑問が前々からありました。なおワンダがミュータントと呼ばれることになれば、MCUにおけるミュータントの設定が確定します。f:id:the-Writer:20181110223426p:plainミュータントとはインフィニティ・ストーンのエネルギーを特定の条件で受けることにより、生まれ持って眠っていたミュータント因子を覚醒させた人間……という事です。インヒューマンズはクリー人による外的な付加物による超人であり、エクストリミスは特殊なウィルスによって脳の未使用領域を活用した超人です。特にエクストリミスの原理を参照すると、MCUの地球人にはまだ見ぬ超人化の可能性=ミュータント因子が眠っていてもおかしくないとは思いませんか?f:id:the-Writer:20181111094311p:plain
アベンジャーズ4(仮)』では、アントマンとキャプテンマーベルが合流したアベンジャーズは6つのインフィニティ・ストーンを集め、「逆・指パッチン」によってサノスがしたことを逆転する、という展開が間違いなくあると思います。「逆・指パッチン」によって現実世界に復活した生命は、1つどころか全てのインフィニティ・ストーンのエネルギーに一気に照射されたことになります。ということはサノスの襲来を受けた後の地球人は、その半分がこれからミュータントして覚醒するかもしれないんですね。

 また、実はウルヴァリンマグニートーMCUには存在していたかもしれない……とも彼は述べています。まずウルヴァリンことローガンは何百年も前に、偶然インフィニティ・ストーンのエネルギーを受けたことによって治癒能力を開花させ、その後はずっと能力を隠して人知れず生きていた、という筋道が考えられます。もしかしたら第二次世界大戦中にキャプテン・アメリカとともに戦場を駆け抜けていたかもしれません。

マグニートーナチス党が行ったホロコーストの犠牲者……という設定はこれまでの映画通りなのですが、彼含めた一部のユダヤ人たちは極秘化学部門「ヒドラ」のもとに人体実験用の被検体として回されました。レッドスカルの指揮による、スペースストーンを用いた独自の超人兵士を創り出す実験下でマグニートーは金属を操れる能力を開花させます(こうなるとヒドラがインフィニティ・ストーンを用いた強化人間の創造を試みたのはストラッカーが初ではなかったことになりますね)。マグニートーはその場を何とか脱走し、やはり正体を隠しながら生きていた、のかも?

アベンジャーズ4(仮)』は単にIWでの出来事を打ち消す・これまでの歴史が一定期間無かったことになり、ある時点からやり直す事になる・並行世界が生まれてこれからはそこでの物語を描く……など様々な説が語られています。また、現時点ではMCUはアース-199999、(『フューチャー&パスト』による歴史改変を受けた後の)X-MENはアース-TRN414という名前が付いた別々の並行世界、という設定です。なのでX-MENMCUにどうやって参戦するのかは全くわかりません(それでもファイギ氏にはアイディアがたくさんあるそうなので本当すごいです)。『アベンジャーズ4(仮)』 の本撮影および追加撮影の時点ではディズニーと20世紀フォックスとの合併はまだ終わっていないので、当然X-MENといった名前やプロフェッサーXはまだ出せません。個人的には、何とかオマケシーンにミュータントであることは触れずにある人物を出してはくれないかと思っています。X-MEN映画シリーズをずっと最初から支え続け、恐らく同シリーズでは最も有名な粗暴な男……ローガンです。

~ぼくがかんがえたあべんじゃーず4(かり)おまけしーん~
サノスを倒し、ガントレットによる大消滅を打ち消して全てが解決した世界。激闘を戦い抜いたスティーブとナターシャは、つかの間の休息で街中のカフェに向かっている。ストーンが与えた影響は目に見えるもの以上であるはずなこと、あれだけの大消滅と復活を経た世界はこれからどうなるのかと会話をしている二人は、一人の筋肉質な男とすれ違う。カメラからは二人がフェードアウトし、男の後ろ姿を追っていく。すれ違った二人の顔に見覚えがあり、男はいったん足を止めて振り返る。カメラに映し出されるその顔はローガンその人だった……f:id:the-Writer:20181111105836p:plain※画像は『ウルヴァリン/SAMURAI』と『アベンジャーズ4(仮)』の撮影現場のリーク画像をイメージとして並べたものです。

名前も能力も一切描写はしてませんが、誰もが知るトレードマークともいえるその顔を映すだけのオマケシーン、これからのMCUティーザーとしては十分だと思うのですがどうでしょう。既に共演を熱望しているデッドプールからの度重なる求愛を徹底的に蹴っているヒュー・ジャックマンですが、あのアベンジャーズと同じスクリーンで共演できるチャンスですからね。ふとバッキー・バーンズ役のセバスチャン・スタン気になる情報を言っていましたが……(もしも、もしもこれが実現すればことごとくフラれたデップーが一番怒りそう)

これは完全に余談です。「アベンジャーズのオマケシーンで重要キャラクター登場?!」という展開で思い出したんですが、以前AoUオマケシーンの「盗撮映像」が世間を騒がせた事件を思い出しました。

実はコレ、非常に巧妙に作られたフェイクであり、映像の傾き方やピンボケ具合、スペイン語っぽい字幕があまりの説得力を発揮し、アベンジャーズのキャストや監督が出席したインタビューで監督が公式に否定する騒動に発展しましたが……。

世界が5月公開の中、こちら日本は当初の予定から変更されて7月公開だったので世界で実際何が起こっていることから日本のみ取り残される形になり、騙された人もいたのではないでしょうか。それにしても今はyoutubeの「あなたへのおすすめ」欄やInstagramのサムネイルだけでとんでもないネタバレ爆弾がかまされる時代なので、このネット社会で世界から公開が遅れるのは辛いですよねえ(´・ω・`)

 

 

 

 

f:id:the-Writer:20181111094618p:plain以上、インフィニティ・ガントレットに関する与太話でした。インフィニティ・ストーンはこれまでのMCUを牽引してきた一種のマクガフィンともいえる存在でした。しかしIWであのような事態が起こってしまった以上は恐らくストーンは誰も手が届かないところに追いやられる事になるでしょう。それだけでもこれからのMCUは大きく変わることを予感させますね。