僕が好きなこと
僕が好きなこと、やっていて情熱や興奮を感じるのは、何かを創り出すことです。「創り出す」にも様々な分野が存在しますが、僕が創り出すのでより好きなのは「物語」でしょうか。
時々、何かポッと断片的なアイデアが浮かんできます。それはある光景であったり、概念であったり。そのどれにも共通するのは前述の情熱や興奮を感じることです。僕はそれに従って、創り出したい・形にしたいものを、ペンをとる、あるいはPCのキーボードで文字に起こすのです。
僕は机に向かい、必要なものを並べます。紙,ペン,飲み物、これくらいでしょうか。「さあ書くぞ」と未だ真っ白な紙を目の前にしたときの、これから形になっていくものへのワクワクにはえもいえぬものがあります。
ちょっと思い出話
このようなやりたい事,やっていて楽しいことに一番近いことができた時が一度だけあります。高校時代の文化祭です。
後輩たちの上に立つ先輩として、僕は計画を主導できる立場にありました。その時の計画とは、お化け屋敷でした。ボロボロの廃墟で貞子のような女が~とありきたりなものにするつもりは全くなくて。SFの方向性を取り入れた、高校の文化祭としては恐らく斬新な方向性で、コンセプト・ストーリー・設定・仕掛けの考案・設計など、様々な部門を主導しました。あれは楽しかったですね~
日常にはない「秘密基地」
ところで、文化祭のアトラクションタイプの教室催事によくあると思うのですが、ダンボールや机を駆使して壁を作り、それで通路やスタッフコーナー、小部屋なんかを作りませんでしたか?まだ小さかったころ、友達とどこかに「秘密基地」なんて作った経験はないですか?
僕はあのような、日常にない「隠し部屋」のような空間がたまらなく大好きなのです。
それに似たような感覚が、旧スターツアーズの記事で述べたものでして。独特の世界観を持つアトラクションで、ライドに乗るまでの通路の内装などで感じる人は感じるあの興奮です。作りこまれた空間の中に、自分がいるんです。そして、ディズニーランドにいられる時間に限りがあり、長くはそこにいられずいつかは帰らなければいけないように、文化祭で作り上げた「世界」も数日で取り壊されます。それは、ちょうど夢から現実へ引き戻されるような感覚です。限りがあるという事、それは一層僕の情熱を掻き立て、思い出を素敵なものにします。僕の創造への熱意は、夢を追い求めるエネルギーなのです。
ここで僕が見ていて何かチラチラと熱を感じる写真をいくつか。
(↑『スターウォーズ エピソード7/フォースの覚醒』より、キャストの脚本読み合わせ)
(↑『スターウォーズ エピソード8/最後のジェダイ』より舞台裏。『フォースの覚醒』の写真含め、モノクロというのも独特の味や奥行きを感じさせて好きです)
(↑『ジャスティス・リーグ』ロンドン撮影の舞台裏映像より。この舞台裏≒文化祭感溢れるのも良いのです……)
(↑ゲーム『エイリアン:アイソレーション』のセヴァストポリ・ステーション。内装がツボで結構好み、できればここで時間を過ごしたい……エイリアンさえいなければ)
(↑『10クローバーフィールド・レーン』より、ハワードの地下シェルター。これも、ハワードという怪物さえいなければ、ちょっと狭めの隠れ家的な感じが最高です)
閑話休題( ´・ω・)y─┛
脚本を書くという作業自体も好き
「物を書く」という行動を通じて、クリエイティブな活動が好きな僕ですが。たとえば面白そう、興味がある、という映画を見つけたとしますよね。映画に詳しい人なら監督やキャストに目が行くと思います。しかし、僕がそれ以上に目が行ってしまうのが脚本です。僕は脚本を書く人にも憧れや期待を抱きます。前述の通り、僕は物を書くという行為が好きで慣れ親しんでいるため、脚本関係のニュースも映画の製作進捗ニュース並みに楽しめるのです。具体的に例を一つ上げますと、『スターウォーズ エピソード8/最後のジェダイ』を監督するライアン・ジョンソンが以前エピソード8の脚本が書けたという旨のツイートをしましたが、それだけであれこれ色々な想像をしてしまう引き金になりました。
@keithcalder @mattsinger @EricDSnider @GermainLussier pic.twitter.com/l2mADmZwzK
— Rian Johnson (@rianjohnson) 2015年10月6日
また、脚本関係で興味を惹かれることの一つに「二人体制」というのがあります。それは元々活躍しているコンビだったり、一方が書いた脚本をリライトするためにもう一方が雇われたり、と様々な事情がありますね。僕にとって脚本関係のニュースは、撮影状況やポスト・プロダクションの進捗状況のニュース以上に、ワクワクを感じさせてくれるものです。
もしもチャンスがあれば
ということで、僕が新しくやってみたい事。それは、2人で何か創り出したり、ストーリーや脚本を考えたいのです。それも意気投合する人と。沢山意見を出し合って、何か濃密な世界を作り上げたい。それを読んで自分自身で興奮を覚えるほどの楽しいものです。
ここに、先ほど参考としていくつか挙げた好きな写真に共通するもの「隠し部屋」が関係します。だだっ広い清潔感のある会議室ではだめなんですよ。狭い小部屋が良いのです。「隠し部屋」がだめなら、簡素な仕切りで作った空間でもよいし、大量の貨物箱が積まれた使われていない倉庫でも良いです。そこで、僕ら自身が楽しめるような、そして人々にインスピレーションや興奮、情熱などを与えられるものを、楽しんで作り上げたいのです。その空間にコーヒーメーカーでもあれば最高ですね~
以上、僕の創造への情熱、僕のやりたいことでした。それは僕が抱える「夢」を追い求めることでもあります。そんなことができるチャンスを、僕は日々の生活の中で密かに心待ちにしているのです。